銭洗弁天に行つてきた。

鎌倉駅前で自転車を借りて銭洗弁天へ。小銭を洗つた後、御神籤を抽く。私にしては比較的珍しく大吉であつた。気分良く祠の前でしばし無心に祈る。思へば私が無心になれるのは、かうして神仏に祈るときか、自涜に耽つた直後のごく僅かな時間に過ぎない。因果なことだ。
駅前のスターバックスコーヒーで一服した後、知人達と別れ帰京の途につく。車内で別冊太陽「骨董をたのしむ-46 古民家再生術Ⅱ セルフビルドの発想(平凡社刊 ISBN:4582943942)」を眺め、いつかは自分もと叶はぬ夢を弄びつつ東京駅までまどろむことにした。