親父…

旧友との電話中父に呼ばれた。電話をかけ直すことにし、玄関に出る。何でも「川に車が落ちた」といふ。…やつてくれるぢやねえかお父様。
父の後について現場を歩く。後ろには母が愚痴を垂れながらついてくるが聞き流す。にしても親子三人でどうにかなるのかと思つたが、用水路に右前輪を突つ込んでゐる車を見て納得。もつと洒落にならない情景を想像したが、何とかなりさうで安堵する。
三人で1m程車を押し戻し、道路に戻した。若干ふらついてゐる。
乗れといふ父の勧めを断り、歩いて帰る。母の愚痴に付き合はされるのは御免だ。