余りにも惨い仕打ちだ。

私が切望してゐた4月1日の異動がないといふ。何故昨年10月にあつた異動の打診を断つたと、自分を責めたが後の祭り。思ひ返せば、人生の節目における選択で正しいと思へたことは一度もないやうな気がする。
とりあへず私の髪が就職してからハイペースで減少してゐるのは間違ひなく労災だと思ふ。別に髪がフサフサなところで女受けするやうな人間には程遠いのでどうでもいいと云ひたいところだが、今年還暦を迎へる父より少し多い程度の髪しかないといふのは、流石に索漠とした気分にならざるを得ない。
やはり私は長く生き過ぎたのだらうか。