騙される気で騙されて。

帰りに本屋で、「中国、この困った隣人」(別宮暖朗著、PHP研究所ISBN:4569634079)を見つける。興味はあるが、財布の中身は六百円余りではどうにもならない。生協で注文しようと決めつつ頁をめくる。
ごく一部を読んだ印象は一言で語れる。「支那人を信用するな」、以上。といつて読む価値がない訳では決してない。様々な事例を引き、支那人の本性を暴き出す手捌きは読んでゐて実に楽しい。
だが、大陸に進出する連中は端から騙される気なのだから、著者の警鐘など聞きはすまい。
騙される気で騙されて。この一方的なポトラッチは歴史に残るかも知れない。