今朝の産経から。

「大学は変わるか 国立大法人化カウントダウン」と題した記事を読む。


財務省は法人化による経営効率化の成果として人件費など一般管理費は3%、教育研究費は1%ずつ毎年削減する方針という。
 これに全国の学長は目をむいて怒った。「人件費の確保に四苦八苦して、まともな研究や教育ができるというのか」「すぐに結果の出ない基礎研究の切り捨てにつながる」…。
前段について。先行独法の方のお話によると、「毎年1%ずつ削減だから何とかなるよ」と本省に言はれてゐたのに、翌年になると通知ひとつで10%削減食らつたさうな。霞ヶ関のいふことを真に受けると泣きを見るから注意しな、でもまう手遅れか、とのこと。
後段について。人件費を確保するために、本省天下り組の理事を峻拒するくらゐの覚悟がないならうどん屋の釜といふやつだ。といふより「間接経費」と称して、プロジェクトの金天引きして再配分してるでないの。どこぞの官庁みたいに水増し請求すればいいんでないの*1? 大風呂敷広げて役人を煙に巻くのが得意な人には事欠かないと思ふけど。
私は銭の問題より、「計画書と報告書を書く合間に暇を見つけて研究する」といふ笑へない事態を回避するのに知恵を絞るべきだと思ふんだが。偉いセンセイの目の付けどころは私にはどうもわからん。

*1:それをしなかつたから面倒なことになつた先生知つてるし。