ま、アメ公だし。

例の収容所における虐待問題で、女性兵士の身内が寝言をぬかしてゐるらしい。
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20040508/KOKU-0508-01-15-14.html
信じられんも何も、あの見るのも汚らはしい写真が全世界に配信されてゐるわけだが。確か沖縄で強姦やらかした米兵の家族も似たやうな責任転嫁の見苦しい主張をしてゐたな。
「良い鉄は釘にはならない」、か。支那のことわざだが、かの国には当てはまるやうだ。といふより、社会の極端な階層化が進んだ国はどこもさうなのかもしれない。
さて、我が国の文科省も「ゆとり教育」とやらを推進しその結果かどうか、高レベルの大学に進学した学生の親は高収入であるといふ相関が成立するやうになつたらしい。社会の二極分化も近いのだらう。「勝ち組」「負け組」などといふ実に品のない言葉を皆が使ひ出した時点で、まうこの国は引き返せぬところまで来てしまつたのではなからうか。
いづれは「国際貢献」の美名のもとに、自衛隊が海外派兵されるのが常態にならう。そして、私には今一つ理解できない「高尚な」倫理感の命ずるままにNGOだか何だかで危地に赴く邦人も増えるだらう。
そのとき、彼らは「良い鉄」で構成されてゐるのだらうか。といふより、その時点の我が国にはもはや「良い鉄」は払底してゐるのではないだらうか。現在かなりの高水準にあるといふ、自衛隊の兵隊に礼儀作法を教へる技術に期待するしかないのか。
それは公教育の敗北にほかならぬのだが、わかつてゐるのだらうか?