前の職場の方と。

「寿司でも食ひに行かう」とY氏に誘はれ大塚に。いつも通り「天下寿司」に行くと、臨時休業の貼り紙が。仕方がないので居酒屋「一休」にでも行くかといふ話になつたところで今日が19日、即ち「一休デー」であることにY氏はやうやく気付く。
店に入りまづは酒を注文。互ひに甘つたるい、コンパで女学生が飲むやうなものばかり頼む。つまみも大量に頼む。
酒を飲みつまみを食ひながら駄弁る。先日の乗馬についてや、今の職場について。職場に新しく来た人々が真つ当でつまらないらしい。そりや職場でサザエを七輪で焼いたり、ホットケーキを炊飯器で焼いたり、敷地に生えてゐる枇杷でジャムを作つてロシアンティーを賞味したり、駝鳥の卵を茹でて余りの不味さに涙するやうな輩は今時の公務員(元だけど)にはさうはゐないだらう。ちなみに全て私の所業だ。
繰り言ばかりでは虚しいので、他にも記憶にすら残らない下らない会話を楽しんだ。最初に頼んだ筈のサラダは他の料理が全て来て、ほぼ満腹した後に来た。デザートにベルギーワッフルを食べて店を後に。
帰りに書店で「夏の羅刹―青春鬼」(菊地秀行著、祥伝社ISBN:4396207867)を購入。帰宅後読んだのだが、何か最近ラストが分かりにくい気がする。私の文章を咀嚼する能力が落ちたといふことか。