ミステリアスパートナー。

結婚はしない、子育てもしない、生計も住まひも別、そんな新たな「パートナーシップ」の一方的解消は不法行為には当たらないさうな。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20041118/K2004111802340.html
2chを見ると、この敗訴した教授は出産した子を養育しない旨の一筆を公証人役場に出したり、大学ではジェンダー論を教へてをり、自分たちの「パートナーシップ」とやらを講義のネタにしてゐたとかで、香ばしいことこの上ない。ちなみに私は味は濃いのが好きだが、匂ひは控へめの方が好きだ。
フェミニストの典型的失敗例としては正直失笑を禁じ得ないが、どつちもどつちな気がする。単なるセフレが法的保護の対象になるといふトンデモ判決が出なかつたのはまことに慶賀すべきだが。地裁や高裁で奇怪な判決が出ても、最高裁で正されるのは司法の最後の良識といふやつか。
にしても子供たちが哀れだ。施設に入れられてゐたことを云つてゐるのではない。自分よりイデオロギーを上位に置かれた彼らの心の索漠たるやいかほどであらう。人様に「いいひと*1」呼ばはりされる私ですら想像がつかない。
本件の中年男女がこの先如何なる苦汁を飲まうが修羅場に踏み込まうが知つたことではないが、子供たちは幸せをつかんで欲しいと切に願ふ。幸せになるのは人の子の権利ではなく義務なのだから。
不肖この私もその義務を果たしたいので、水道局が汲み取りに来ることを待望して久しいのだが。市当局は本当に私をプロ市民にさせるつもりなのだらうか。普通に市井で暮らし、そして死にたいのだがそれは私には過ぎたる望みといふのか。そこまで堕ちよといふことなのだらうか。

*1:つまりゐてもゐなくても「どうでもいい」存在。否定できないのはさすがに無念である。