牝鶏の晨するは以下略。

産経新聞では時折牛場昭彦氏による落語調のコラムが掲載される。けふの朝刊では財務省のマドンナとやらと呼ばれてゐる防衛担当主計官が槍玉にあげられてゐた。
軍事的素養のない文官が軍の編成や運用に口を挟むといふ愚劣な事態になつてゐるとは聞いてゐたが、牛場氏の語るところによればそれどころではないらしい。以下主計官の発言とやら。


主計官殿は自衛隊災害派遣をする必要はない―と、のたもうたそうだ

テロやゲリラを一○○%防ぐことはできねぇんだから、人数は少なくてもいい―なんてことも言ったそうだよ

日米安保があるんだから、わが国が防衛努力をしなくても米国の力を抑止力にすればいいと言ったとも聞いている
先日言及した死刑反対派の元参院議員*1に負けず劣らずパーフェクトな識見である。箸にも棒にもかからない、といふ類のやつだが。
女に軍事はわからない、といふつもりはない。だが、話題づくり程度の意識で軍事に盲な人間を防衛担当主計官に起用した、財務省の国民に対する無責任と背信は長く記憶されて然るべきだらう。これに始まつたことでないにしても。
数年後この「マドンナ」とやらが民主党あたりから「主計官時代軍縮に尽力したハト派」で立候補とかするかもしれないな。
('A`)まあ、鳩つてのは不浄な生き物なんだが

*1:id:using_pleasure様、言及有難うございました。今更ですが。