本日の調達品。


 ――これで、いいの?
自らに問いかけると、答えは同時に三つ返ってきた。
 いい、と答える声。よくない、と答える声。
 しかし、一番大きな声は、仕方ない、という声だった。その声は、ミミコが想像もしていなかったほど、彼女を深く傷つけた。

人の心には表もあれば裏もある。そう、『表』だってあるんです。それは別段、裏があるから意味がないというものではない