「仮面の国」つて某整形大国のことだつたつけか?

OACすこやかインターネットより。「友人」を私小説のネタにして訴へられた(そして負けた)御仁の御令息が差別されたさうである。
http://www.pinkvalley.com/tanaka/archives/2005/05/post_50.html
何でも息子が、「チョーセンジンじゃない! チョーセンジンじゃない! チョーセンジンじゃない!」とうなされてゐたとか。


('A`) …違ふの?


で、これを「<おともだち>にイジメられたとしか考えられない」とか、「5歳の<おともだち>が<チョーセンジン>の意味を知っているはずがない」から、この差別意識は親から子へ伝達されたものだといふわけだ。
にしても不思議な考へ方だ。「チョーセンジン」が差別語といふことなら、「ジン」は「人」のことだから、差別を内包するのは「チョーセン」すなはち「朝鮮」のことであらう*1。で、「朝鮮」つてのは差別意識を内包してゐるのかね? もしさうならNHKあたりが北朝鮮について報じるとき、「北××(ここでエロビデオやエロゲーのやうに電子音が入る)、××(再び電子音)民主主義人民共和国」となるのだらうか。そしてニュースの最後に「このニュースの中で不適切な表現があつたことをお詫びいたします」と。
さういへばかういふ話を思ひ出した。とある日本人(以下「日」)がアメリカに留学してゐたとき、
黒人のクラスメイト(以下「黒」):「お前人種差別主義者なんだつて? 朝鮮人の誰それがさういつてたぞ」
日:「何でだ? 心当たりがないぞ?」
黒:「でもあいつは『日のヤツは俺のことをコリアンつていつた』といつてたぞ?」
そこで横で話を聞いてゐた支那人がコケて、事情を説明したら笑ひ話になつたさうだが。ぢやあどう呼べばいいんだよと。
海外でトラブル起こしたときに、彼の国の人々が日本人の振りをするといふ話も聞いたことがあるが*2、彼らにとつて「朝鮮人であること」は、隠すべきでなほかつ恥づべきことであり、それを白日の下に晒す行為は「差別意識」に基づく行為なのだらうか。
だとしたらそれは我々ではなく彼らがどうにかする問題だらう。といふか彼ら以外にはどうにもできまいよ。
話は変はるが、柳美里の日記は只今閲覧不能のやうだ。コメントアブラヤシコメントスクラム

*1:差別的意味を含まない語の組み合はせで構成される差別語もあるとは思ふが、ここでは関係ないだらうからひとまづ措く。

*2:何かそれで効果あるのかね?