投宿。

温泉旅館「近江屋」に到着。かなり鄙びた感じのところだ。さういへば私を随分可愛がつてくれた親戚の婆様の経営する小さな旅館も同じ名前だつた気がしなくもない。いつか墓参りに行かねば。
フロントで近所の温泉旅館の割引券を貰ひ温泉に。露天風呂を楽しむ。風呂上がりのコーヒー牛乳は国民の義務である。
近江屋に戻り食事の用意ができるのを待つ。待つ間皆は寝そべつたり新聞を読んだり。私は種死を見る。箱根くんだりまで来て見る程の作品ではないと思つたが、今回はかなりマシな出来だつた気がする。メイリン可愛いよメイリン*1。かういふ展開にするなら伏線くらゐ張つとけとは言はない。まう諦めた。
六時半になつたので別の部屋にて食事。いつも思ふのだが、山の宿で海産物を出すのは如何なものか。何も刺身は必ず出さねばならないといふものではあるまい。
さう思ひながら、黙つて全部美味しく頂いた。当然だらう。世界には今も餓ゑで死にゆく人々が数多ゐるのだ。助けられもしない、いや助けるつもりもない命に涙する偽善を断固として廃し、彼らの分まで余さず食ふことで「デブでも食つてろピザ」な体型になることは、斜陽とはいへかくも豊かな国に生まれた者としての当然の義務であらう。


諸君 私はピザが好きだ
ピザーラが好きだ ピザハットが好きだ ドミノピザが好きだ


面倒臭くなつたので以下略。

*1:いやほら、お約束だし。