晴れた日には午後休をとつて。

どうにも下痢が止まらないので午後休をとつて内科に行くことに。頭痛と下痢が持続する場合、クローン病潰瘍性大腸炎以外には腸結核の可能性があるから、一度内科で診てもらへとの指示をもらつたからだ。ここまでは前述。
で、結核の検査をしてゐる病院を埼玉か都内で探さうと関係方面に問ひ合はせてみた。ちなみに財団法人結核予防会からは未だに返事がない。いい仕事してますねと、どこぞの骨董屋みたいな感想を抱いたが、私も団体職員だからこの程度では驚きはしない。見返りもなしに個人情報をくれてやつたのは残念だが。
次に保健所をあたつてみる。基本的に月二回検査を行つてゐるが、今月は盆休みで月一回、しかも既に終了してゐる。結核といふものは随分軽い病気らしい。時代も変はつたものだ。
ただ聞くと結核の検査を行つてゐるだらう病院を教へてくれた。といふわけで本日は最寄駅が西川口と蕨のほぼ中間にある病院に蕨駅から向かふ。西川口から行かなかつた理由はいふまでもない。別のところに行きかねないからだ。もつとも蕨駅周辺にも風俗は結構あるのだが。
診察を受ける。まづは問診しながら計熱。37度超。一ヵ月以上この状態だからいい加減慣れたが、数字として見ると少し凹む。次に触診。特に変な様子はないといふ。少し安堵したが、腹の上から撫でてわかる異常つて一体どんなだ。終了後かういふ事例における可能性として一番ありさうなのは潰瘍性大腸炎だといふ嬉しくない話を聞かされる。腸結核の可能性は低いらしい。
最後に綿棒とプラスチック棒の検便セットを渡される。まづ綿棒を尻の穴に突つ込んで腸内細菌を採取し、後日プラスチック棒の検便セットで便潜血を調べるのだとか。プラスチック棒で便をかき回して採取するといふ使用法を聞いて疑問に思つたので聞いてみた。下痢なのにどうやつて採取するのかと。固くなつてから採取してくれとの回答。まで整腸剤もらつても効果なかつたからここに来てるんですけど。何をどうせよと。
とりあへず疑問は先送りして、トイレで綿棒を尻の穴に突つ込む。何か色が薄い。気に入らないのでまう一度尻に突つ込んでみた。最初の結果が気に入らないからとやり直して上手くいつた例しがないのだが、今回も例外ではなかつた。どうやら腸内の手術痕を擦つたらしく、血がついてゐた。こりや便潜血を調べる意味ないだらうと思ひつつ、そ知らぬ顔で検査キットを提出して会計を済ませて帰る。


蕨駅の反対側では祭らしく、出店が並んでゐた。機まつりださうな。私にしては珍しく何も買はなかつた。