パスポートを取りに

大宮ソニックシティを目指す。駅前では綺麗なベベ着た男女が募金汁と叫んでゐた。君らの服飾費削つてそれを喜捨するなり例のチャリティーモドキイカリングを大人買ひするなり好きにすれば良からうと思ふが口には出さない。別に命旦夕に迫つてゐるわけでもない(と思ふ)が、さういふ輩を相手に出来る時間はまう私には残されてゐない。それにしても募金汁と叫び、募金しない連中に要らぬ後ろめたさと不快感を与へる連中は何とかならぬものだらうか。私にとつては油虫並に不愉快な存在なのだが。
パスポートセンター。まづは印紙を購入。県の収入証紙と併せて10,000円。高い。だがこれでパスポート狙ひで無辜の日本人を拉致する朝鮮人に背乗りされる可能性を局限できる。よい子のみんなにも是非おすすめ。
帰路故郷の友人から電話が。彼女と連絡が取れないらしい。こちらから取れないなら待つか諦めるしかないやね。電車に乗るので通話を切り上げた。
帰宅後ゲームをしつつかつ酒を飲みながら更に漫画を読むといふダメ人間の典型のやうな時間を過ごしてゐると先程の友人からまた電話が。彼女と連絡が取れたらしい。色々聞いたがここに書くのは差し控へる。ここ見てるし。
とりあへず彼女が市民団体にコミットしてゐるのは不安要因だとは忠告した。だが別れろとまでいふつもりはない。彼の選択の結果としての幸福や栄誉は彼のものであり、私のものではないからだ。反対に彼の不幸や苦渋も彼のものであり、やはり私のものではない。
皇国の守護者」の槙氏政の言だつたと思ふが、「人は望まぬ道をけして歩かない」。今の自分の立ち位置が本意だらうと不本意だらうと、それはこれまでの選択の結果である。運不運を嘆くのはいいが、まづ自分の選択の結果であることを忘れてはならない。
以上十数年来の友としての忠告。