それでこそ(-@∀@)。

ライブドア関連で産経のはしやぎぶりがみてゐられない。見苦しいにも程がある。購読料返せといひたくなる。
では外務省の外務大臣会見記録。


ライブドア堀江社長逮捕
(問)ライブドア堀江貴文社長が逮捕されましたが、この事件についての受け止めは。

外務大臣)マスコミも随分はやしてましたものね。一番煽っておられた貴紙の感想はどうですか。こっちの方が先に聞いてみたいような気持ちですけどね。法律に違反すれば罰せられる。当然だと思いますけど。

(問)去年の衆議院選挙で武部幹事長始め、自民党執行部が公認はしませんでしたが、堀江社長を応援していたという責任についてはどのようにご覧になっていますか。

外務大臣)犯罪を犯しているということを見抜けなかったという点においてはマスコミと同じかもしれませんね。なかなか見抜けないものなんだとは思いますけど。

(問)小泉政権規制緩和であるとか自由競争であるとかそういう路線へ今回の事件が与える影響というのはあるのでしょうか。

外務大臣)規制の緩和というのはそのまま続いていくのであって、規制の緩和の中でも規制の緩和を法律を守りながらやる人と、法律を守らないでやる人が二つ出た。規制を緩和すれば皆法律を守らなくなるというのは話が飛躍し過ぎていると思います。

素敵すぎる麻生外相。「一番煽っておられた貴紙」とはどこだらうね?
で、変人窟の中の人が会見の一部を書き起こしてゐたり。

・麻生がどこかの新聞記者の質問に切り返す(春屋さん)

 貴紙がどこなのかきになるにゃー、俺もそこが一番怪しい気がするけどそこまでバカじゃないだろうと思う。自称国内有数のクオリティペーパーだし。…別に国内というのが日本とは限らないニダ?

追記)映像見た。外務省の記録では「マスコミも随分はやしてましたものね。一番煽っておられた貴紙の感想はどうですか。こっちの方が先に聞いてみたいような気持ちですけどね。」という部分に関してやり取りを書き起こしてみた。

記者:「朝日新聞なんですけど」
ローゼン麻生:「はい。」(不機嫌そう)
記者:「ライブドア堀江社長なんですが」
ローゼン麻生:「はい。」(不機嫌そう)
記者:「この事件についての受け止めは。」
ローゼン麻生:「マスコミも随分はやしてましたもんね、朝日新聞なんか」
記者:「…。」
ローゼン麻生:「一番煽っておられた朝日新聞の感想はどうです?」
記者:「…。」
ローゼン麻生:「そっちの方が先に聞いてみたい気持ちですけどねえ」
記者:「…。」
ローゼン麻生:「あのー、法律に違反すれば罰せられる。当然だと思いますけど」

 やはり麻生神はすごいな…

朝日かよ! つて他にかういふ莫迦な質問かますところはさうはないか。
で、本日の朝日社説。

自民の責任 「わが息子」だったのでは
(中略)
 「新しい時代の息吹」と褒めそやした首相は、記者団に「人物を隅々まで調べるのは難しい。でも、無所属で落選したんですから」と語ったうえ、「あのメディアの持ち上げ方はなんですか」とマスコミの責任に矛先を向けた。

 よもや逮捕されるような事態は想像もつかなかった、と言いたいのだろう。だが、マスコミに過熱した面はあったにせよ、そんな注目を当て込んだからこそ立候補を促したのではなかったか。
(中略)
 当時から、時間外取引株式分割といった手法には批判がつきまとっていた。それを承知で人気取りのために利用した。その責任はきちんと認めるべきだ。

見事なまでの責任の回避であり、それを上記に引用した外相記者会見のテキストと併せ読むと実に味はひ深い。これでこそ朝日。私はかつて書いた筈だ、「朝日はやればできる子」と。その期待を裏切らず見事な道化振りを披露してくれた朝日に心から賛辞を贈りたい。そして産経は朝日のエンターテイナーとしての精神を見習ふべきだ。安堵の裏返しの優越感など醜悪極まりない。

…にしてもアフリカでエイズ貰つて来て日本でばら撒いた保健婦といひ、(-@∀@)といひ、自省といふ概念はないのだらうか。他人事だが気になつた。