さて問題です。

次のA、Bそれぞれについて、どこの国の発言者かを【日本、中華民国中華人民共和国大韓民国】のいづれかから選びなさい。(5点、但し一方のみ正答の場合は3点)
A.


 胡主席が「次の首相も靖国神社に参拝したら首脳会談に応じない」という趣旨の発言をしたことも問題だ。胡主席の講話によって、ポスト小泉候補にとって「参拝しない」という選択肢は、自民党総裁戦でのカードにはならなくなった。靖国から距離を置く姿勢は、中国の影を感じさせ、マイナスになってしまうからだ。
B.

 胡錦濤国家主席の「靖国参拝がこれ以上行われないなら、首脳会談をいつでも開く用意がある」という発言に対し、批判する声があるようだ。しかし、そうした批判は言葉の端々に言い掛かりをつけているような感じがする。むしろ、胡主席がそう言わざるを得ない原因がどこにあるかということを、加害者である日本は反省すべきだ。
【解答と解説】
Aについて。まづ中華人民共和国大韓民国が選択肢から除外されるのはすぐわかりますね。残りは日本と中華民国ですが、問題文からは判別できませんので二分の一の確率に賭けるしかありません。ちなみに発言者は金美齢氏ですから、正解は中華民国となります。
Bについて。こちらは中華民国がまづ除外されます。高金素梅とかレンホーとかゐるぢやないかと思つた方は、問題が産経新聞からの引用であることを見落としてゐるので次からは注意しませう。中華民国の次に除外されるのは大韓民国です。いかにも反日的な内容だからこれが正解だと幻惑されるかもしれませんが、日帝による植民地支配がどうとか、剣道の起源は韓国にありだとか、所謂「キムチ臭」がするキーワードが見られないところが判別のポイントとなります。残るは日本と中華人民共和国ですが、未だ反日的な日本人は少なくないとはいへ、問題が産経新聞からの引用といふことを考慮すると、日本である可能性も除外して良いでせう。従つて正解は中華人民共和国となります。ちなみに発言者は中江要介元中国大使です。肩書きから判る通り、紛れもなく中国人ですね。
それではまた、次の問題の解答でお会ひしませう。