時代は藤波俊彦に追ひついてしまふのか。

私のエレガントかつハイブロウなエントリのタイトルの意味がわかんねといふいけずな方はこちらをクリック。
で、千葉では民主党の元県議が元埼玉県副知事を破つて晴れて国会議員になつたわけだが。
( ´_ゝ`)←リンク張つてあるからきちんと踏むやうに
さて、卑しい心根の持ち主としては全力で釣られてさしあげるのがマナーといふものかしらん。
といふわけで今回目出度く当選なさつた太田和美氏のプロフィール。
http://www.kazumi.ms/profile/index.html
県議以前の経歴がさつぱりわからないステキ仕様なので、粘着君の心強い味方、ウェブアーカイバに御登場願ふことにする。
http://web.archive.org/web/20050208155101/http://www.kazumi.ms/
高校卒業後、教材販売会社にお勤めだつたらしい。
では次、Wikipediaいつてみようか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E5%92%8C%E7%BE%8E_%28%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%29
何か削除合戦やらかしてるらしいから概要と経歴をコピペしておく。


概要

  • 千葉県松戸市出身。
  • 衆議院議員青木愛とともに「民主党ちばの萌え系議員」と称される。
  • 衆議院議員渡部恒三から「民主党ジャンヌ・ダルク、または由美かおる」と評される。
  • キャッチコピーは「負け組ゼロ」。
  • 過去にキャバクラで勤務していた事実を指摘されたところ、「事実は否定されるべきではない、社会経験のためにやったことがある」と認めた。「キャバクラで働く女性は生活のため働いてる人が多く、雇用問題として国会で取り上げたい」としている。
  • 自由民主党衆議院議員杉村太蔵とは同年生まれだが、誕生日は太田の方が15日遅いため、現職最年少の国会議員になる。

経歴

  • 昭和54年(1979年)
    • 8月28日 出生。
  • 平成10年(1998年)
    • 3月 千葉県立沼南高柳高等学校卒業。
    • 株式会社グランプリシステム入社。
    • 株式会社太田商事入社。
    • 有限会社共進住宅代表取締役

水商売の経歴を「社会経験のため」といふ人間は冗談抜きでこの世からお引取り願ひたいところではある。
で、この「株式会社グランプリシステム」だが、これまた粘着君の味方Google先生の案内だとかういふ会社らしい。
http://homepage3.nifty.com/kashikoi/News/news-027.htm
「人の病は、人の師となるを好むにあり」と孔子が述べたとか述べなかつたとか。
で、自民党の対抗馬との比較。
http://ameblo.jp/tsuki-ya/entry-10011424307.html
千葉県民の民度には唸らされる。もつとも、中共に我が国の石油備蓄を融通せよと寝言をぬかした議員(これまた民主党だ)を選出した埼玉県民の私が言へた義理ではないが。私の政治的見識を疑はれる前に言つておくと、私は彼に入れてないぞ。きちんと「又吉イエス」つて書いた。いや、あれは別の選挙だつたか? とにかく彼には投票してないのは確かだ。

最後に作家大石英司氏の感想。
http://eiji.txt-nifty.com/diary/2006/04/post_8339.html


※ 補選敗北で首相「勝ち続けるのは良くない」
http://www.sankei.co.jp/news/060424/sei071.htm

 私は、勝った側も負けた側の候補者にも全く関心がなかったんですが、なんでも、負けた側の人は、確かに経歴はエリートだけど、金銭的には全く恵まれない家庭で育ったとかで、一方当選者は、資産家のお嬢さん。キャバクラ勤めは、高級品でも買いすぎてお小遣いが尽きたのでしょうか。そんな人間が心にもない格差是正を訴えて、格差の中で見事自分の実力だけで途を切り開いてきたエリートを蹴落とす。選挙って皮肉ですよね。
 格差是正はタイゾーに任せるか(~_~;)……。

絶望した! 劣悪な環境から努力して這ひ上がつたところで正しく報いることのない較差社会に絶望した!
といふのが私の正直な感想。社会の階層化は一向に構はないが、各階層の流動性が無いのは願ひ下げである。間違ひなく腐るよそんな社会。千葉県民はそれでいいらしいけど私は嫌だ。
本当に最後。本日の産経抄から。

▼若手議員の軽率で幼稚なふるまいを際立たせたのが、東大、大蔵省という申し分のない経歴だったことを武部幹事長は失念したのか。二百人以上の候補者の中から、東大でのエリート官僚の擁立を決めるとは。そのセンスは「最初はグー、サイトウケン」のおふざけ以上に罪深い ▼現職最年少の国会議員となる太田和美さん(二六)は、「キャバクラで接客」などとビラで攻撃された、それがかえって反エリート、反格差社会の主張に真実味を与えることになった。政治の面白さである。教育パパママの熱気をさます効果も少しはあればいいが。
このエントリで紹介したリンク先を全部見た方ならばおわかりかと思ふが、候補者についてろくに調べもせずに印象だけで書いたことが丸わかりの噴飯物の文章である。これで金貰へるとはいい御身分だ。朝日新聞に「ジャーナリズム精神」でも習つてきたらどうかと。最後の一文も実に嫌らしい。朝日新聞のお為ごかしと同様の筆法である。


それにしても較差社会とは、まさにこの選挙が示したやうな結果を指す言葉の筈なのだが。