恥を知る者は強し。恥を知らぬ者はなほ強し。

さらに自分にとつて都合の悪いことを忘れる記憶力があれば最強。

「通信の秘密」は今―牧太郎の大きな声では言えないが…

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/maki200604/news/20061003dde012070036000c.html削除対策用ウェブ魚拓


 「街灯のともる路地で××議員の手が……熱いキスは5秒ほど続いた」というコメント付きで、女性キャスターとの熱愛シーンを写真誌にスクープされたイケメン議員。慌てて「不徳のいたすところ」と党役職の進退伺を出したそうだが、それほど大げさな話?
ふむ。女性スキャンダルは大げさな話ではないのか。ではこれは何だ。
Wikipedia−牧太郎
編集長ヘッドライン日記 バックナンバー(4月24日の日記に注目)

 奥方が亭主の不倫に腹を立てるのは至極当然。不倫は決して褒められたことではないが、赤の他人にとやかく言われる筋合いはない。
基本的にはね。だがかういふものがあるとどうだらう。
http://www.goshi.org/mail/meilmaga/back48.htm削除対策用ウェブ魚拓
「問題は、多くの場合、政治家が「自由委任に値しない」と思われていることです。私の課題もここにあります。「大学」という書に「修身・斉家・治国・平天下」という言葉があります。自分や家族を修められない人間が、天下国家を論じても説得力がありません。」
かういふことを述べた者が「自分や家族を修められない人間」であることが判明した以上、その言葉に「説得」されてやるのはむしろ彼に失礼ではあるまいか?
ちなみに、現在「お詫び行脚」中ださうだが、何と奥方同伴らしい*1。一番の被害者である奥方が隣にゐるといふのにその夫を面罵できるやうな強面が今の民主党にゐるのだらうか。

保守合同を成し遂げ、自民党結党に導いた政治家・三木武吉(1884〜1956)は立会演説会で、相手候補から「さる有力候補は愛人を3人も囲っている」と批判され、「私の愛人は3人ではなく正しくは5人であります。それも今は年を取り役にたちませんが、これを捨てるに忍びなく、現在も誰一人捨てたことがありません」と演説。この素直さ?で見事、当選を果たした。
このエピソードはこれか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%9C%A8%E6%AD%A6%E5%90%89#.E3.82.A8.E3.83.94.E3.82.BD.E3.83.BC.E3.83.89
三木武吉が評価されたのは、「畜妾」が悪徳であるとされつつもなほ「男の甲斐性」ともされた時代の名残であり、本件と同列に論じるわけにはいくまい。ちなみに福田和也「大先生」の本*2ではこの「愛人」とされた人物は馴染みの芸者が歳をとつて座敷に上がれなくなつたので面倒をみることにしたとかあつて、更に美談臭い。
それはさうと、三木武吉は愛人について率直に認めるどころかむしろ自分の男ぶりを誇つたわけだ。で、細野豪志はこれ。
http://goshi.org/
「此の度、マスコミなどでお騒がせ致しております件では、支援者の
皆様、 民主党関係者の皆様始め、各種団体で御支援下さっている
多くの皆様に、 多大なるご迷惑をおかけ致し、大変申し訳なく思って
おります。私の不徳の致すところであり、深く反省しております。
 今後は、失った信頼を取り戻すべく、国政に全力を尽くす所存であ
ります。
 本当に申し訳ありませんでした。」

ちなみに取材に対してはコメントしたことが全てで説明責任は果たしたと開き直つてゐる模様。今一度聞く。果たして「これ」を三木武吉と同列に論じるのは妥当なのか。

 テロを未然に防がなければならないし、さりとて、プライバシーは守らなければならないし……。ともかく安倍さん得意のイノベーションが「自由」を変貌(へんぼう)させるのだ。
何だこの締めは。先日の「そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところだが。」並だな。


さて。今回取り上げたのは毎日新聞のコラムである。URLを見ればわかるか。では下の画像をクリックして著者を見て欲しい。
情報は誰のものか (岩波ブックレット (No.596))
今回の件で出てきた「細野豪志」の他に、「西山太吉」といふ者がゐる。彼は何者か。かういふ者である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%B1%B1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
http://www.geocities.jp/showahistory/history6/47c.html
多言は要すまい。特に下の方は是非読んで欲しい。女性事務官の語る言葉を。その痛みを。


ここで細野豪志西山太吉が「不倫」といふキーワードで繋がつた。西山太吉毎日新聞の元記者であり、「毎日新聞」の牧太郎細野豪志を殊更に庇ふ理由も見えてくるのではないか。罪滅ぼしのつもりなのか単なる自己正当化なのかまではわかりかねるが。

*1:2ch情報だけどね。

*2:『総理の値打ち』だつたか?