他にいふことはないのかね。

松岡農水相が自殺したさうな。素人目には縄目の辱めを嫌つたやうに見えるが真相はわからない。で、例によつて例のごとく「真実を明らかにすべきだつたのに以下略」式の言説だらけでうんざりするわけだが、そこらへんの話は浅田農産の老夫婦が自殺に追ひ込まれた件で書いたから再論はしない。
ただ、

  • 富山と鹿児島の県警及び地検のやうな捜査機関
  • 光市母子殺人事件で見るからに電波な主張をする弁護士
  • 「また藤山か!」「また高部か!」と揶揄される、地裁レベルでは余り期待できない裁判官
  • 言はずもがなのマスゴミ
  • 弟が大切にしてゐる漫画を売り払つて売却益を懐に入れようと企む法学部生の姉

かういふ体たらくの我が国で、どうやつて「真実」とやらを聞いて欲しい人に届けられるのか私には見当がつかない。ブログ書くとか街頭で辻説法でもすりやいいのかね。
ああ、上に挙げた人々(一番下のは除く)の多くは基本的には真面目で評価されるべき働きをしてゐるだらうことくらゐは、私の薄い頭でもわかつてゐる*1。さうでなければ社会が回らんだらうし。だからといつてそれを期待するには上のやうな少数の悪い例のインパクトが邪魔をして難しいだらうよつて話。悪い意味で注目を浴びればそれを覆すのは至難の業だしねえ。

とりあへず彼のことを嫌ふほどの情報をもつてゐない(かといつて好きになるほどの情報もないが)ので、お疲れ様と申し上げておくことにする。

*1:と、下らないフォローが必要な程度には、一丁前にアンチが発生するやうになつた。稀ではあるが。アンチの程度が余りにも低いのは私の文章の程度に比例してゐるのだらう。すると悪いのは私なのか。