本日の調達品。

ねくろま。 (MF文庫J)

ねくろま。 (MF文庫J)

色々とぶち込み過ぎてカオスになつてゐるため好き嫌ひが極度に分かれさうな作品ではある。
以下あとがきから引用。

 ……あ、やばい、俺死ぬわ。そう思ったまさにそのとき、突如として、素晴らしいアイデアが浮かんだのです。天啓というやつでしょうか。

「そうだ! いっそヒロインを本編中ずーっとハダカにしてしまったらどうだろう!」

 ……いい考えです。まさに全編サービスシーンというコペルニクス的転回。世界中の男の子たちが大喜びするに違いありません。もしかして僕は天才ではないでしょうか。自分の才能が恐ろしいです。
 核となる部分が決まれば、あとは簡単です。
 全裸という設定が映えるように、肌は美しい、透き通るような白さで。
 全裸でアッパーな性格だと単なる露出狂のアホな子になってしまうので、出来るだけ物静か――無口な性格に。
 素っ裸! 色白! 無口!
 ……こうして出来上がったのが本作のヒロイン、マシロちゃんです。
 どうですか。

どうですかも何も、嘘を吐かずに人を騙すといふ典型的な詐欺師の口上なんだが。
ただ、これを原作に忠実にアニメ化できるなら今の粗製濫造のアニメ界について何事かを認めなくはない。