片岡鉄哉氏逝去。

メルマガでそのことを知つた。
氏は核武装論者だつたが、軍事的な側面より国際社会で主要なプレイヤーとして振る舞ふ意思を我が国が持つことを希求したのだらうと個人的には思つてゐる。
かつて私は核武装を肯定してゐたが今は保留中である。ある友人の、「で、誰に核のボタン持たせるの?」といふ質問に答へられなかつたからだ。未だに私はその答を持つてはゐない。内閣総理大臣と答へるほど我が国の民度を評価してはゐないし、福田和也「大先生」のやうにどうせ使はないから天皇に持たせとけといふ意見に嫌悪を感じる程度には尊皇家ではあるからだ。
氏の目にはこの国に「核のボタン」を託し得る人物が映つてゐたのだらうか。聞いておくべきだつたと今更ながら後悔する。