雨に打たれる壊れた人形。不気味。
暗い部屋で帰りを待つ水月。ゲーセンに寄つたりして帰りたがらぬ孝之。小さな声で唄ふ水月。つひに壊れたか。
商談が終はつたのにぼんやりしてゐる水月。上司が目を離した隙に思ひ出の木にて「あの頃に戻りたい」と現実逃避する水月。切ないな。
普段と調子の違ふ孝之が気になる大空寺。絵本を捜す孝之を尾行し、一悶着の後、件の絵本を孝之にくれてやる。孝之より格好良い。
慎二を相手に飲んだくれる水月。来週辺り孝之を殴つてくれ。
病室の窓に映る自分を見て、髪が長過ぎることに気付く遥。つて、遅いよ。
