白河以北一山…幾らだつけか?

Y氏が車で送つてくれるといふのでT氏と一緒に有難く好意に甘えることにした。
車内から眺める仙台の街並みは私がここにゐた頃とは随分変はつた。昨夜も思つたが、疎外感は堪へやうもない。
で、例によつて例のごとく、私は車内ではほとんど寝てゐた。しかし最近の昼の睡魔のひどさはちと危険な領域に来てゐるのではなからうか。
途中土湯温泉湯の宿「樹泉」で入浴。竹林に雪が舞ひ落ちるのを眺めながら露天風呂につかるのは実に気分がいい。
入浴後白河の有名なラーメン屋に行くも、行列が長くて断念。別のラーメン屋「英」にて昼食。私はチャーシューメンを注文。麺に浮いたゆで卵の黄身が随分小さいことを不審に思ひ箸でつまみあげると、薄切りになつてゐた。木久蔵ラーメン以来の驚愕である。チャーシューは醤油がしみすぎてゐた。
食後Y氏にJR新白河駅まで送つてもらひ、新幹線にて帰京。