一発だけなら誤射かもしれない。

と、朝日新聞は当然いふのだらうね? そして某野党幹部は「今必要なのは政権交代ではないか」と。
拉致されたイタリアの左翼系新聞記者が解放されたはいいが、米軍に誤射されて負傷したさうな。
イラクで拉致のイタリア記者解放 米軍、検問で銃撃
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20050305/K2005030501180.html
まづ情報機関員の冥福を祈りたい。
伊の首相はテロリストと交渉はしないといつてゐたやうな気がするが、かうして交渉が成立し、解放されたのだから私の記憶違ひなのだらう。
この件が果たして誤射なのかどうか今のところ不明であり、調査が行はれたところで我々一般人レベルの人間に真実が明らかにされるとも限らない。イタリアが水面下でテロリストと交渉したことを米軍に知られないため強行突破を図つたのか、はたまた米軍の現場レベルでの士気が地に墜ちてゐたのか、それとも全く違ふ理由でも別に驚きはしないが。他人事だし。
しかし情報機関員といふのも難儀な商売だ。自らを批判するだらう連中のために自分を盾にせねばならぬとは。アガペーといふやつなのだらうか。我が国の情報機関員もさうであつて欲しい。ああ、我が国は他ならぬ左翼の反対でスパイ防止法もない国だから、情報機関はないのか。
つまらないもののために命を張ることこそ、男子の本懐である。あらためて冥福を祈りたい。彼の魂が彼の信ずる神の御許に導かれんことを。