恋愛といふ言葉を知らなければ、一生恋愛に縁のなかつた連中がゐる。

と述べたのはロシュフコー伯だつたつけか?

「夏の葬列」(id:SAGISAWA氏)経由で。あるはてなダイアリーのコメント欄が喪板に晒された模様。


ssan
『恋愛できないならばセックスをすればいいじゃない?』


putchee-oya
『処刑されてください。』


けいちゃん
『とりあえず恋愛して傷ついたりしてみてから小難しいことは考えたらいいと思うんだが。恋愛したことないやつにいかに恋愛が楽しいか説いてもムダだしさ。』


putchee-oya
『>けいちゃん おひさしぶりです。この人は「理想の恋愛は元から不可能だったんだ、と僕は悟り、こりゃだめだ、と思いました」とも書いてます。そういうピュアネスが好きな女性もいるんじゃないでしょうかね。』


brownz
『あー、やっぱ「理想の恋愛」ってのがキモですかね?完全なるものを求めて失望するパターン。』


putchee-oya
『>ブラウンズさん うん。でも、恋愛に限らず、理想のものなんてなかなか手に入りませんよね。「理想のホームランが打てないからバットは振りません」じゃ、絶対三振でしょ? 「三振やむなし」って顔して達観するなよ、っていう。』


けいちゃん
『気持ちはわかるし、「幸せ」ってのは人それぞれなのであんまり他人の恋愛感にケチつけようとは思いませんが。知り合いに、恋愛せずに初めてのお見合いでそのまま結婚した子がいますが、なんかあとになって不倫に目覚めたりすると厄介そうだと思いますた。
わたしも初めてちゃんとつきあった人とはそれはもう情熱的な恋愛だったし、あの頃の自分のこともすごく好きだけど、でも多分あのまま結婚してたらたぶん違う意味で壊れてたと思う。「理想の恋愛」のなかには「不必要に熱くならない」なんていう「初めての恋愛」では絶対ムリな要素ってたくさんありそうな感じ。「おそろしくコミュニケーション能力が高い」とか。』


hiroto23
『まぁでもあの本のアジテーションはとても上手で確かに今までの恋愛もその時はまぁ燃えたけど今となっては辛い思いばっかだよな…、としみじみしたりしました。最初からバッターボックスに立たないのも手かもしれませんよ。』


putchee-oya
『>けいちゃん、ひろとさん 頭の中で考えると、やっぱり恋愛ってマイナス要素だらけなんだと思います。必要以上に疲れるし、エネルギー使うし。だけどまぁドカーンとぶつかってしまってワーとなるのが恋愛なんでしょうね。「バッターボックスに立たない」という非恋愛のライフスタイルがオタクさんたちを先頭に広まっていくのかなぁ、という気がします。こうして推定童貞と推定処女が増えていくんですね。』


けいちゃん
『ひっぱってすいません。バッターボックスに立たない人は、恋愛については耳年増になるということか、そもそも恋愛に興味がないのかどっちだろう。興味がないとすればある意味「他人の痛みがわからない」人間になっちゃいそう。
普通思春期になれば無意識のうちにプラトニックな片思いであれ恋愛ってしちゃうもんだとわたしは思うので、逆に「意地でも恋愛をしない」エネルギーのほうが大変じゃないかとも思ったり。』

「けいちゃん」なる人物の頭の悪さが頭抜けてゐる。『気持ちはわかるし、「幸せ」ってのは人それぞれなのであんまり他人の恋愛感にケチつけようとは思いませんが。』と書いておいて、『そもそも恋愛に興味がないのかどっちだろう。興味がないとすればある意味「他人の痛みがわからない」人間になっちゃいそう。』とは恐れ入る。といふより恋愛の「経験」とやらを幾ら積んだところで、ある種の人間には「他人の痛みがわか」るやうになる筈もないといふ事実を、当の本人が端無くも実証してゐるのは笑ふほかない。
他者をただ自分と同種の思考をする(べき)存在としか考へない彼女*1の「世界」には、果たして「他者」は存在するのだらうか?

*1:多分