本日の調達品。



自分が嫌いで嫌いで仕方ないのだ。
でも自分である事を止める事はできない。誰にもできない。だから苛立っている。大嫌いな自分と向き合う事ができなくて、自分の苛立ちをもっと分かり易くて楽に憎める相手に向けている。自分に差し伸べられた手を拒み続ける事で、彼女は大嫌いな自分自身から眼を逸らし続けていたのだろう。何も考えず、何も思わず、完全に思考そのものを停止して全てを省みない事で、自分自身と向き合う事を避けてきたのだ。
('A`)最近かういふ人多いよね

一人で立つことができないから、すがりつく誰かを求めた。同時に相手からも求められれば、自分が必要とされていると、無価値な人間ではないと錯覚できた。
そんな、互いに依存しあい、傷を舐め合うような、惨めったらしい無様な関係。
それは事実だ。でも、それでも――
('A`)まあ私はそんな「無様な関係」ですら手に入れられなかつたんだが




文庫を入れて貰つた袋のなかに、見合ひ業者ツヴァイの申し込み葉書が入つてゐたことに帰宅後気付く。
…三十目前にもなつて、昼飯後回しにして富士見ファンタジア文庫フライングゲットするべく神田に出向くやうな喪男相手では、いかにツヴァイに登録してある人数が多くても荷が重いんぢやなからうか。