三十男を捕まへて親の責任もあるまいよ。

と一般論を述べたいところだが、朝日だしな。天に唾してやうやく戻つてきたのだから叩かねば失礼か。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060328-00000036-jij-soci


 秋山社長は、朝日新聞社広報部を通じて「息子の愚かな行為に驚いている。本人がきちんと責任を負い、法に従い、罪を償って欲しいと思う」とコメントした。
ナチス強制収容所には、“Albeit macht Frei”(綴り違ふかも)なるスローガンが掲げてあつた。「労働は自由をもたらす」といふところか。これについて、小説家の佐藤大輔氏は未完の大作『レッドサン ブラッククロス』にてかう評してゐたと記憶する。「たしかに労働の結果この世から自由になっているわけで、言葉に嘘はない。説明不足であるだけだった。」と。
今回の秋山氏のコメントも同様に説明不足が見られるので補足してみる。便宜上補足部分は現代仮名遣で表記する。
「(以前に薬物犯罪で逮捕され執行猶予中だというのに同様の罪で捕まった)息子の愚かな行為に驚いている。(父親にして大朝日新聞社長たる私に累が及ばないよう、)本人がきちんと責任を負い、法に従い、罪を償って欲しいと思う(、と良識的なコメントをしている私が責められるいわれはない)」
随分分かりやすくなつたと思ふがどうか。ちと冗長だが。