…本当かね?

もう声聞かずに済む 「教祖死刑」に遺族、被害者


 松本サリン事件の被害者で、当時犯人扱いされた河野義行さん(56)は15日夕、いまだ意識が戻らない妻澄子さん(58)を長野県松本市内の療護施設に訪ねた。

 「あなたを、こんな風にした首謀者の死刑が決まったよ」

 そう告げると、澄子さんは目を開き、呼吸を荒くして反応したという。

意識が戻らないのに?
それはさうと私にはこちらの記事の方が気になる。

アーレフ上祐代表松本被告と決別し、新教団設立の意向


 今の動きについては「長い時間をかけて、実績を積み重ねるしかない。すぐに社会から信用してもらえるとは思っていない」と話し、新教団が将来的には、松本被告に近い信徒たちの受け皿にもなることに期待した。
(中略)
 事件の被害者は、上祐代表や教団の動きを冷ややかな目で見ている人が多い。教団側が約束した賠償は十分に進んでおらず、事件についての直接の謝罪もないからだ。

 地下鉄サリン事件で夫を亡くした高橋シズヱさん(59)は「今までうそを言ってきた人たちが松本(被告)の教義から離れたと言っても、信用できない。上祐(代表)が何を言うかではなく、一人ひとりの信徒がどのように考え、行動するかが問題だ」と語る。

 公安調査庁は、教団はいまだ松本被告の影響から抜け出ていないと見ている。上祐代表による新教団設立などの動きは、団体規制法にもとづく観察処分を免れるための「麻原隠し」だとして、今後も監視を続ける必要があるとの立場だ。

元オウムは信用できませんか。なるほどさうだらう。私も全く信用できないしするつもりもない。だが、である。我々はいつになつたら、またどういふ条件が揃へば、彼らを「許す」ことができるのだらう。正直なところ、彼らが如何に殊勝に振舞はうと、真実を洗ひざらひ述べやうと、どれだけ謝罪しようと、決して「許す」ことはないのではなからうか。彼らと自治体や周囲の住民とのトラブル等を眺めてゐるとそんな気がしてならない。
ところでさういふ「かつての『敵』」への不寛容な態度を見てゐて何かに似てゐると思はないだらうか。特定アジアの人々みたいだなんてあけすけに言ふと炎上しさうだから余り大きな声では言はないけれど。
結局事ここに至つたからには最早和解の道などあるまい。潰すしかないんでないの?*1 「安心」したければ。

*1:無論オウムの方だよ?