人の頭のカビを嗤ふ前に自分の頭を除菌したまへ。

はてブ注目エントリー経由でこんな記事を見つけた。

政治家の貞操感と日本

http://nvc.nikkeibp.co.jp/free/COLUMN/20070417/107943/


この民法の規定は、「姦通罪」が生きていたころの価値観を引きずったものとしか言いようがない。
当該規定をそのやうな文脈で理解することは、「カビの生えた保守層」とやらの頭にあるのと同一のカビが自分の頭に巣食つてゐることに他ならない。書き飛ばす前に立ち読みでもいいから家族法の本の該当箇所を読むべきではなかつたか*1。物を書いて売るならその程度の商業倫理はあつて然るべきではなからうか。

やや皮肉を言へば、「現実を見よ、現実を生きよ、生身の自分の生に基づけ」と言うマーケティングプランナーは、自分の主張について、日々の業務のなかでちやんと調べてから書かうとしてゐるのだろうか。

*1:「嫡出推定 意義」とぐぐるだけでも随分違つたものが書けただらう。