これが経営効率化つてやつか。

先日家に不在通知が届いた。来月めでたく結婚の運びとなる友人からだ。といふわけで午後八時少し前で仕事を切り上げ郵便局に。
郵便局に着いた。何だか様子が変だ。不在時に持ち帰られた荷物を時間外に受け取ることのできる窓口、「ゆうゆう窓口」が開いてない。といふかそもそも局舎に入れない。ブラインドごしに蛍光灯の光が洩れてゐるので人がゐるのは間違ひないが。
久しぶりに来たので入り口を間違へたかと思ひ別の入り口に回るがやはり開いてない。利用時間を表示したプレートを確認する。銀色のプレートの上に白いテープが貼られ、そこには「21:00」とある。何時の間に。携帯で時刻を確認すると既に九時半を回つてゐる。さういふことか。
この郵便局の最寄駅から都内の中心部まで大体一時間半から二時間ほどかかる。つまり都内勤務でこの「ゆうゆう窓口」とやらを利用するなら七時前後に仕事を切り上げねばならない。これではサラリーマンには正直きついだらう。ターゲットにしてゐる利用者層は一体どこなんだらう。
ついでに何が「ゆうゆう」なのかも知りたい。郵便の「郵」と「悠々」をかけたとか吐かしたら温厚な私もとさかに来る。

もつともその部分にあたる頭髪は幾らも残ってゐないのだが。