正座は御免蒙るけれども。

ピザだけに膝に負担が。胡坐でもすぐ足が痺れるといふのに。何の話だ。
それはさておき傾聴すべき意見をはてブ経由で見かけた。
http://www.nomaddaemon.jp/2008/01/post_138.html
何から何まで同感なのだが、誰かを悪者に仕立てておしまひではない別のアプローチがあるのではないかとふと思つた。「役所の職員が自腹切つて温かい粥の一杯でも振る舞へば良かつたんでないの」と。お前本文全く読んでないだらうといふ前にだがちよつと待つてほしい一発だけなら誤射かもしれない
まづ、今回の件で行政の対応に怒るココロヤサシイ皆様をかういふ美談仕立てで欺罔することができる。「システムの不備は批判されるべきだが職員の対応はわづかな救ひであつた」式の。
そしてさうした目眩ましをかますことにより、たかが粥一杯程度のコストで(ココロヤサシイ皆様がさうあるべきと信じる)本来提供されるべきだつた衣食住及び医療にかかるコストをばつさり切り捨てることができる。
で、職員が切つた自腹だが世の中には「立替払」なるものがあるので領収証さへあれば切つた腹も元通りと。
まあ正直小さくなる一方のパイを貧しくなる一方の人々で分け合ふためにはかういふあざといやり方が必要ではないかと。御説の通り批判する人たちは批判する「だけ」で自ら何かをすることはない人が大半だらうから、その人たちに「社会的弱者を助けるためには役人だけではなく自分達も自腹を切る必要がある」などと理解させるのは至難だらうし。

といふわけで「職員が自腹を切る形でその場しのぎ」がもつとも低コストかつ関係者全員の満足度が高い解決策ではないかと。パレート最適つて言ふんだつけかういふの(多分違ふ)。