晴れた日は午後休をとつて。

向丘の医院に着いた。診察「受付」終了時間の約30分前。このやうに時間に余裕を持つて行動できると気が楽だ。時間の無駄? さういふ話は「勝ち組」相手にしてくれ。金より貴重な時間を浪費するからいいんだらうが。贅沢は素敵だ。くたばれ××、〇〇〇、てなもんだ。
話がずれた。診察室に入り血圧を測る。…先程より数値が大幅に改善してゐる。先程の診察結果を報告すると、状況は大幅に改善した様だが、一応血液検査をしておきたいので次は午前中に来てくれればとのこと。処方箋をもらひ医院を後に。薬局で薬をもらふ。
その足で職場に戻る。今週は私が掃除当番だからだ。職場に戻ると皆目を丸くして私を見る。戻つて来るとは思つてゐなかつたらしい。私が自分の役目を放り出すやうな人間に見えるのだらうか。いや手に余ればそれがやるべきことだらうが何だらうが放り出すけど。できないことをできると言ふ程私は能天気ではないが、できることを自分の都合だけで放擲する社会不適合者であるつもりもない。今日職場に戻つたのも、他の人と当番を交替したところで私は後日それを完全に忘却する可能性が高いと判断したからだ。決して人に頭を下げるのが嫌だつたからではない。…多分。
ともあれかなりの驚きと呆れをもつて私の帰還は受けとめられた。論理的かつ協調性を重視して行動したのにさう評価されるのは遺憾ではある。まあ慣れたくもないがさういふ反応には慣れた。慣れてしまつた。