…?

赤羽で通勤快速に乗り換へる。ドアにもたれかかつてゐると妙な光景が見えた。私の前に立つ初老の男性がその前の女性の尻を揉んでゐるのである。
これが話に聞く痴漢かと思つて前に回る。女性は別に嫌さうな顔もしてゐない。ついでにいへば男性と同年輩だ。何だ夫婦かと声をかけるのを止めた。
とはいへやはり痴漢は都市伝説だつたのだなあといふ断定はやめておく。夫婦だと確認したわけでもなし。