夕。

ケツの穴に指を突つ込まれに秋葉原に。先日コミケがあつたからエロ同人誌を買ひに来たわけではない。
受付を済ませて診察を待つ。念のため尻を今一度綺麗にしておかうとトイレに入つたら、順番を飛ばされた。いや類似の苦しみを味はつてゐるであらう他の患者を待たせるのは甚だ心苦しいので構はないのだが。
診察。やはり指を突つ込まれるのは気持ちの良いものではない。直腸をこねくり回された後、診察結果を聞いた。膿の溜りは随分小さくなつたのでこのまま様子見、ただし穴が塞がつたわけではないので再び雑菌が入れば手術する他ないだらうとのこと。
再来週何とか休暇が取れさうなので、実家に帰る前に高円寺で手術を受けてこようかと思ふ。
帰りに駅の立ち食ひ蕎麦屋でかき氷を食はうと立ち寄つた。食券のボタンが見当たらぬので諦めて冷やしたぬき蕎麦を注文。待つてゐる間食券の販売機を再び確かめると、かき氷のボタンがあつた。
あらためて自分の目の節穴ぶりに愕然としながら蕎麦をすすり、割り切れない思ひを抱きつつ秋葉原を去る。