「きみはメッサリーナのようだ、などと言われたら」、

その意味を知りたければ塩野七生の「ローマ人の物語」を読むことだ。単行本なら第Ⅶ巻、文庫本なら第19巻に書いてある。
さて。喪板で拾つたネタ。最初の項目の文章を一読して続きを読む気をなくした。ここに出てくる連中をを肉便器呼ばはりしてはTOTOINAXが怒るだらう。
http://www1.ocn.ne.jp/~yaturugi/index.html
再び塩野七生の言葉を引く。


とはいえ、自己制御の能力が充分な女を、女らしいとは評さないのが男ではあるのだけど。
御説ごもつとも、少なくとも私については当てはまる。女性に限らず自己制御の能力の不足から来る愚行を稚気の発露でありそれなりに魅力的であると評価してしまふのは私の知性の限界だ。
だが、自己制御の能力が不充分どころかそもそも存在しない者を人間として評価する余地はあるのだらうか。強烈な感情や欲望に理性が敗北した結果としての愚行は見るべき価値がある。だが、感情や欲望のとめどない表出ははつきりいつて醜悪である。たとへばこんな風に。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/200309/yu_miri.html
さういへば以前何かの雑誌のインタビュー記事で見たが、上野千鶴子も大学生の時分に「おまん⊃」*1と恥づかしげもなく口にして周囲の人が羞恥し困惑するのを楽しんでゐたさうな。確かにさういふ人ゐたよね、エロ知識入手したての小学生や中学生とか。英語辞典の卑猥な単語にアンダーライン引いて喜んでゐた人も多からう。大学入学後もしてるやうな阿呆はあまり聞いたことないけど。

*1:私の品性を疑はれてはたまらないから伏せ字にしておく。